日本人の妻と結婚した中国人の夫が、母国に残した妻を恋しがるので、腹を立てた日本人の妻は・・・。
兄から日ごろ「舎弟、舎弟」と呼ばれるが意味のわからぬ弟は、人にからかわれて「盗人」の別名だと教えられ、兄と喧嘩になる。
大和の酒屋と河内の酒屋が、酒器の名と「筒」か「竹筒」かと争っていると、鳩の神が出現し、双方とも同じ意味だと説き、松尾大明神の威徳を語る。
頭を剃るよう師匠に命じられた重喜は、師の影を踏むまいと、長い柄をつけた剃刀を扱ううちに、誤って師匠の鼻をそぎ落としてしまう。
山中に寝ていたきこりと山伏。きこりの飯苞を通りがかりの男が食べて、素知らぬ顔。犯人を山伏の行力で祈り出す。
旅僧から_杖の注文を受けた細工屋は、一念発起して弟子入りを志し、剃髪してしまう。怒った妻は旅僧を投げ飛ばす。
姉娘の夫である鞍馬の聟と妹娘の聟である京の聟が舅の家で初対面。ところが、材木商の鞍馬聟が、かつて商売上喧嘩をした相手が京の聟だった。あわてた鞍馬の聟は・・・。
旅僧の回向で現れた博奕打ち、九郎蔵の霊が、双六のいわれを語って聞かせる。