カテゴリー: 作者不詳

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鞠座頭

妙音講を勤めた後、目の見えない匂当たちは、鞠に鈴をつけ、蹴鞠に興ずる。その様子を見た男が、鞠を取って匂当たちをなぶる。

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花盗人

夜中に庭の桜の花を盗まれた主人が番をしていると、昨夜の花盗人が現れたので捕えて縄をかけるが、古歌を詠ずる優しさに免じ、罪を許す。

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箕被

連歌に熱中して家を顧みない夫に愛想をつかした妻は、離縁のしるしにもらった箕を被いて出ていこうとするが、夫がその後ろ姿を見て発句を詠むと、脇句をつけて和解する。

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腥物

伯父に借りた太刀を返しに行く道中が危ないので、わら苞に包んで腥物のように見せかけるが、愚かな太郎冠者はやはり奪われてしまう。

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張蛸

正月の引き出物に張蛸を買ってこいと言いつけられた太郎冠者は、都のすっぱにだまされ、張太鼓を売りつけられる。

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胸突

金の貸し手に胸を突かれて倒された借り手は、骨が折れたと大げさに痛がりわめき立て、借状を取り戻す。

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成上り

参籠中、太刀を青竹にすり替えられた太郎冠者は、主人への言い訳に、成上りの故事を語ってごまかそうとする。

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簸屑

馬に乗ったり茶を挽いたりすると必ず眠くなる太郎冠者が、簸屑の茶を挽きながら寝込んでしまうので、次郎冠者は懲らしめに鬼の面をかぶせておく・・・。

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目近

目近・込骨という特殊な扇を買って来いと言いつけられた太郎・次郎冠者は、都のすっぱに騙され、常の扇を売りつけられる。目近とは要のこと、込骨とは骨の数が多いこと。

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業平餅

空腹に耐えかねた在原業平が、街道の餅屋で餅を盗み食いする。見とがめた餅屋の主人は、餅代の代わりに娘を貰ってくれと迫る。